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百日紅
「 『金木犀』(携帯) 」
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HN:
霧近有深
性別:
女性
自己紹介:
物書き腐女子。
主人公総受け・へたれ(ちょっと変態)攻め・純真男前(時に意地っ張り)受け・眼鏡・敬語・制服などが好き。

現在、涼宮ハルヒの憂鬱シリーズにはまり中。
古キョンラブ。キョン受けラブ。

サイトはありますがこっちからはリンク貼っていません。
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ここ数日、金木犀の木(大好き)の横を通る度にうかぶ「金木犀の匂いでキョンを思い出す古泉」を文章化してみました。

勢いで携帯で書いたからどうなったかなー;


いつもの道を歩く休日の昼過ぎ。
どこからか甘い匂いがした。柔らかいような、でも確かに存在を主張する強い香り。コンビニ帰りの足を止め惹かれるように視線を斜め上に上げた。少し背の高い木に、オレンジ色の小粒の花が寄り添うように付いている。名前は…そうだ、金木犀。

もう、そんな季節か。 ここ数日肌寒さを感じるわけだ。面倒臭くて先延ばしにしていたけど、衣替えが必要かな。
ぼんやりそんなことを思いながら、花の香りを取り入れるように息を吸った。いい香りだ、と思うと同時にうかんだのは何故かあの人の顔。それも珍しい笑顔。
自分の頭の毒され具合には失笑せざるを得ない。そんなに会いたいのだろうか。明日になればまた会えるというのに。

しかしこの香りが彼を連想したのは不思議だった。彼は甘い香りを発しているわけないし、彼と金木犀について会話をしたこともない。
「(共通するのは…幸福感とか?)」
彼に言ったら苦い顔をされそうだな。花の甘い匂いであなたの笑顔がうかんだなんて。
歩き出せばコンビニ袋の中が揺れた。
「どっちも感じさせるのは幸福感、か…」
とりあえず帰ったら彼に電話しよう。そう思ったら自然に顔が綻んだ。

end
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